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三菱地所レジデンス株式会社様 「Musubell(ムスベル)」はお客さまに新しい価値を提供できるシステム三菱地所レジデンス株式会社様 「Musubell(ムスベル)」はお客さまに新しい価値を提供できるシステム
石川 光典

ほとんどの現場で負担は減っているという声がある

すごく重要なポイントだと思うのですが、我々は他社さんも見てきている中でその辺りの手順だったりが定まらくて現場の人になかなか浸透していかないというような場面を見てきました。そういう意味では御社はすごく現場の方にも上手く浸透しているというイメージがあります。その辺りの話で他に工夫されたというようなことはありますでしょうか?

[大西]やはり色々な面で試行錯誤はしました。最初は座学的なレクチャーだったんですが、実際に触ってみないと担当者も理解できないという基本的な部分がありました。そこでロープレというレクチャーに変更しました。やはりそのやり方にしてから担当者も飲み込みが早くなってますし、我々の方への問い合わせも少なくなってきました。お客さまからも当初は「担当が不慣れだ」というような厳しいお言葉もいただいていたのですが、ロープレに変えて以降からはネガティブなご指摘は見受けられなくなりました。

[露木]実際に担当している現場の人間に導入した感想を聞いてるのですが、そうするとほとんどの現場で負担は減っているという意見が出ています。そういった意見が出ない現場は担当している物件が少ないと言うこともありますので、数をこなして慣れが出てくれば負担は減っていくのではと思います。他にも印紙の貼ってある書類に対しての書損がなくなるので、新人ベテラン問わずその負担から解消されるのは大きいという声もあります。

[大西]慣れの話で言うと、やはり慣れている担当者ほどシステムに対しての評価が高い傾向にあります。ですから、いかに慣れていただくかということは我々がレクチャーをしていく中でも重要なポイントですね。

[露木]例えば、好調物件の担当者は物件の数もこなしていて、そういう人間が次の物件に移るとその人間が伝道師の役割を果たして、そこから教わった人間がまた次の物件へ移っていってという流れがあります。そうなると次には全員経験者というような物件も出てくるわけで、慣れという観点でも広がっていくということはあります。

[大西]トライアルの段階から全国展開を視野に入れていたので、おかげさまで今では全国の支店で経験者がいるという状況になっています。

[佐藤]やはり現場の中での受け止め方としては、業務フローが見える化できたのが大きいです。今までは各担当者が手書きで契約書を作ってたんですが、「Musubell(ムスベル)」の場合は全てデジタルのワークフローなのでお客さま単位で今どこで何をしているかがわかるので、非常に業務効率化に大きく寄与しているなとは感じます。そこが浸透する大きな要因であるとは思います。

まさに「Musubell(ムスベル)」のアピールポイントを感じていただけて嬉しい限りです。あと、紙の契約の場合と電子契約の場合では現場の方の業務の工数に変化はありましたでしょうか?

[大西]担当者アンケートを取得しているのですが、時間短縮出来ているという意見は多く出ています。業務効率に関しても軽減されたという声は出ていますね。現場からは一定の評価が出ていると言えるんじゃないかと思います。

[石川]あとは、当社では現状、売買契約以降に取り交わす覚書等の書類に関しては非対面での締結も行っており、「Musubell(ムスベル)」であれば郵送が不要という点も大きなメリットです。最短1日で契約を結べるため、郵送時に比べて大きく時間短縮を図ることが出来ます。

[大西]ただ、電子契約に対しての不安材料もやはりあって、たとえば年配の方はクラウド上のセキュリティは不安という方もいらっしゃいます。それに対して我々もどう返せばベストなのか答えを持っていない。そこを決めていくという作業が出てくるので、現場との連携はまだまだ取っていく必要があります。

露木 誠

電子契約は世の中において確実にニーズがある

我々が打ち合わせをしていく場で「まだニーズがないから」と言われることもあるのですが、今のお話を伺っていて、そうではない。ニーズを促していくことが必要なんだと強く感じました。

[大西]お客さまの中にはこちらから言っていなくても「電子出来ないの?」という方もいらっしゃいますからね。確実にニーズはあるかと思います。その時に「出来ますよ」と言えるか言えないかでは全然違うと思います。

まさに先ほど仰っていただいたお客さまに選択肢を提供できるということに繋がりますね。

[露木]実際トライアルの段階でも「こういうご時世だから電子契約化をもっと進めた方がいい」というお客さまの言葉もありました。世の中的には確実にそういう流れになっているんだと思います。

お客さまの理解や現場の理解を得ながらやられている中で今後の展望を教えていただけますでしょうか?

[大西]今年度中には全店で対応できる物件を増やそうと思っています。来年度も引き続き進めていきながら、当社単独物件に関しては電子契約を選べるのは当たり前という状況にしていこうと考えています。それと並行して契約形態など拡張をしていければと思っています。

[石川]長期的なビジョンで考えると契約に限らず全ての手続きで対面・非対面を選べるようにしていきたいと思います。あとは、先ほど話した郵送がなくなることや非対面を選ばれたお客さまが足を運ぶ手間がなくなることでCO2を削減して社会に貢献できるかなとも考えています。

まさにその辺りは昨今のSDGsに対する各社の関心の高さがあると思いますが、契約の電子化という点でも社会への貢献を視野に入れながら進めているということですね。本日はありがとうございました。

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  • 三菱地所レジデンス株式会社 リスクマネジメント部長(当時:販売業務部)

    佐藤 正康Masayasu Sato

    ムスベルにおいては全体のビルディングからトライアルに向けて、ムスベル導入段階での推進役としてまとめ役を担当

  • 三菱地所レジデンス株式会社 営業推進部業務推進グループ リーダー

    大西 裕司Yuji Onishi

    ムスベルにおいては各種システムのアップロード、現場のレクチャー、課題解決に向けての働きかけ等を担当

  • 三菱地所レジデンス株式会社 C・DX企画部 DXグループ リーダー

    石川 光典Mitsunori Ishikawa

    ムスベルにおいては現場が円滑に機能するよう全体システム周りのサポート、現場のレクチャー等を担当

  • 三菱地所レジデンス株式会社 C・DX企画部 DXグループ リーダー

    露木 誠Makoto Tsuyuki

    ムスベルにおいては顧客の導入手続きフォームの作成、アンケートの作成、現場のレクチャー等を担当

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