CASE STUDY 導入事例

2025.12.17

野村不動産株式会社様

契約業務の電子化でコストと手間を大幅削減。ペーパーレス化を起点に、全社的な業務効率化を実現

for 新築
契約業務の電子化でコストと手間を大幅削減。ペーパーレス化を起点に、全社的な業務効率化を実現
課題

紙の売買契約書にまつわる印刷・保管・郵送コストの削減

部署間での書類受け渡しにかかる手間と時間の削減

契約関連業務のペーパーレス化による、全社的な業務効率化

署名押印の削減、契約書類の紛失リスクの軽減

解決策

Musubellを活用した売買契約の電子化

郵送や手渡しで行っていた契約関連書類のオンラインでの一元管理

効果

郵送費・印紙代といった直接的なコストを大幅に削減

書類の印刷、差し替え、部署間移動にかかる時間を削減

場所を選ばない効率的な業務フローを構築

お客様のご契約手続きの負担軽減

1.

ペーパーレス化がもたらした、時間とコストの大幅な削減

業務のシステム導入を検討し始めたきっかけを教えてください。

一番の目的はペーパーレス化による業務効率化とコスト削減でした。従来、売買契約書はすべて紙で運用しており、全住戸分の契約書を印刷・製本し、部署間で受け渡すというフローに多大な手間と時間がかかっていました。特に、修正箇所があった際の刷り直し、差し替え作業や、本社から各販売センターへ書類を物理的に配送する「デリバリー」が大きな負担となっていました。
また、コスト面でも課題がありました。現場へは都度利用料が発生するセキュリティ便を利用して郵送しており、大規模物件では毎週、大規模物件では毎週、小規模でも2〜3週に1回の頻度で発送していたため、郵送コストが積み重なっていました。加えて、年間3,000戸以上の契約で発生する印紙代も大きな金額になります。これらの時間的・金銭的コストをMusubellを導入したおかげで抜本的に解決していると思っています。

その中でMusubellの導入を決定した経緯を教えてください。

不動産の分譲事業という我々の業務内容へのフィット感が非常に高かった点です。特に分譲マンションの契約管理は「物件」という大きな箱の中に「住戸」があり、そこに「契約者様」、場合によっては「共有者様」が紐づくという、非常に特殊な構造をしています。Musubellは、この不動産特有の顧客管理体系にシステムが最適化されており、我々の業務フローにスムーズに導入できると感じました。
また、サポート体制も決め手の一つです。導入前の検討段階から現在に至るまで、担当者の方のレスポンスが非常に早く、きめ細やかなサポートをいただけているので、安心して運用できています。時にはシステム外の相談にも乗っていただくこともあり、大変ありがたく感じています。

2.

導入後の効果と今後の展望

新しいサービスの導入は社内に多少のストレスを与えてしまうことがあるかと思いますが、そのようなことはございましたか?

旧システムからの移行期には多少の課題もありましたが、現在は致命的な問題はなく、スムーズに運用できています。むしろ、導入によるメリットの方がはるかに大きいです。
契約書関連のやり取りが、ペーパーレス化されたことで、これまで書類の印刷や部署間の受け渡しにかけていた作業時間が感覚値で半分以上削減された気がします。郵送コストや印紙代といった直接的なコストが削減されたのはもちろん、これまで複数人で行っていた作業が一人で完結できるようになったりと、人的コストの削減にも繋がっています。

Musubellの魅力や、今後期待することは何ですか?

現在注力しているのは、「重要事項説明(重説)」の電子化です。Musubellの配布書類機能を活用することで、これまで冊子でご提供していた管理規約などの関連資料も含め、ペーパーレスでのご案内を実現しようとしています。さらに、説明自体を動画化する取り組みも進めており、宅建士の異動といった社内体制の変更にも柔軟に対応できる、より効率的な運用方法を模索しています。
また、「鍵の引き渡し」といった、契約プロセスの最終段階における業務の電子化にも期待を寄せています。お客様のサインをいただく際に、当日の代理人対応など、現場では予期せぬ状況が発生することもあります。そうしたイレギュラーなケースにも柔軟に対応できる機能が実装されることで、お客様にも従業員にも、よりスムーズな体験を提供できると考えています。
将来的には、契約者様専用サイトをハブとして、住宅購入者様に限らず、グループ全体でお取引のあるお客様の情報を一元管理し、新たな価値提供に繋げていく構想があります。その中で、お客様との最初の接点である契約業務を担うMusubellが、我々のDX戦略とシームレスに連携していくことを楽しみにしています。

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