CASE STUDY 導入事例

2025.12.17

東急不動産株式会社様

宅建業法改正を契機に、契約業務の電子化を推進。顧客満足度の向上と全社的な業務効率化を実現|東急不動産株式会社様

for 新築
宅建業法改正を契機に、契約業務の電子化を推進。顧客満足度の向上と全社的な業務効率化を実現|東急不動産株式会社様
課題

デジタル関連法施行や宅建業法改正をはじめとする時代の変化に対応した顧客サービスの強化(電子契約の選択肢提供)

お客様の利便性向上、負担軽減

書類作成や社内承認プロセスの簡略化による販売業務の効率化

解決策

複数の電子契約サービスを比較検討の上、不動産取引に特化したMusubellを導入

契約書作成から承認、管理までをシステム上で一元化

効果

お客様の利便性が向上(多様なニーズへの対応力向上)

契約書作成や社内承認・押印処理等にかかる時間の短縮および作業の軽減による業務効率化の実現

電子契約の利用率が着実に向上(現在80%超)

1.

時代の変化への対応が急務に。業務効率化と顧客満足度向上を目指して

業務のシステム導入を検討し始めたきっかけを教えてください。

宅建業法改正など、社会全体のデジタル化が進む中で、お客様への提供サービスの選択肢を多様化させる必要性を感じたのが大きなきっかけです。従来の紙の契約書だけでなく、電子契約という新たな選択肢を用意することで、お客様のニーズに柔軟に対応し、満足度を向上させたいと考えました。

同時に、社内の業務改革も重要なテーマでした。紙の契約書に付随する印紙代などの経費削減はもちろん、書類の作成から印刷、そして複数部門にわたる承認(検印)プロセスには多くの手間と時間がかかっており、これらの販売業務を効率化することも大きな課題でした。これらの課題を解決するため、電子契約システムの導入検討を本格的にスタートしました。

導入後の効果について教えてください。

導入効果は多岐にわたりますが、特に業務効率化の面で大きな成果が出ています。これまで手作業で行っていた契約書作成や社内承認のプロセスがシステム内で完結するため、担当者の業務負荷が大幅に軽減されました。現場から本社への移動時間が削減された点も大きなメリットです。

お客様にとっても、オンラインでの商談や契約が可能になったことで、遠方にお住まいの方でも何度もモデルルームに足を運ぶ必要がなくなり、利便性が向上したと考えています。こうした変化がお客様からの支持にも繋がり、電子契約の利用率は初年度から順調に増加し、現在では80%を超えるなど、社内外でデジタル化が着実に浸透しています。

2.

不動産取引への特化が決め手。丁寧な社内浸透で、スムーズなデジタル移行を実現

複数のサービスがある中で、Musubellを導入した決め手は何でしたか?

導入にあたっては、複数のサービスを比較検討しました。その中でMusubellを選んだ決め手は、不動産取引の業務フローに特化している点です。単にPDF化した書類に電子署名をするだけでなく、システム内で書類の作成から顧客情報との連携、管理までを一元的に行える点が、我々の業務と非常に親和性が高いと感じました。

他社のサービスが外部で作成した書類をアップロードする形式であったのに対し、Musubellはシステム内で完結できるため、よりスムーズで効率的な運用が可能になると判断しました。

新しいシステムの導入にあたり、社内への浸透で苦労した点はありましたか?

はい、やはり新しいシステムを全社的に浸透させる過程では、地道な努力が必要でした。特に、様々な年代の販売担当者がいる中で、全員がシステムをスムーズに使いこなせるようになるまでには、丁寧なレクチャーを根気強く続ける必要がありました。

導入推進担当者を中心に、現場の担当者一人ひとりの習熟度に合わせてサポートを重ねることで、徐々に利用が拡大していきました。初めは戸惑いの声もありましたが、慣れてくるとその利便性を実感してもらえ、今では販売現場に不可欠なツールとして定着しています。

3.

契約業務にとどまらない、一気通貫のDXへ。業界全体の発展を見据えた展望

今後、Musubellや不動産業界のDXに期待することは何ですか?

まず、当社は、長期経営方針として「環境経営」と「DX」の推進を掲げています。
当社が掲げるこれらの目標とMusubellの目指す世界観が合致していたことも大きな推進力になりました。
具体的には、契約業務の電子化は、ペーパーレス化による環境への負荷を低減するとともに、従業員が快適かつ効率的に働ける環境を整え、さらにお客様にとってもよりスムーズで満足度の高い体験を提供できる仕組みをつくることにも繋がります。

今後は「申し込み」から「重要事項説明」、「引き渡し」に至るまで、一連のプロセス全体をデジタルで完結させることで、これらの効果を最大化していきたいと考えています。

さらに、プロセスの電子化は、単なる効率化にとどまりません。一元的に蓄積されたデータを活用することで、お客様のニーズをより深く理解し、環境配慮型の新たなサービスを開発するなど、データに基づいた環境改善や新たなビジネス機会の創出にも繋がると期待しています。
こうした取り組みは、お客様にシームレスで質の高い体験を提供するだけでなく、従業員の働きがい向上、ひいては社会全体の持続可能性への貢献という、あらゆるステークホルダーへの価値向上に繋がるものです。

不動産業界全体のDXはまだ過渡期にありますが、Musubellには、業界のリーディングカンパニーとして、我々と共にその変化を力強く推進する戦略的パートナーとしての役割を期待しています。

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